入れ歯のメンテナンス
義歯(取り外しの入れ歯)の作製には何回かの通院が必要ですが、実は入れ歯を完全に自分のものにするには入れてからの付き合い方が大変重要な要素になってきます。入れ歯のかたどりはあくまで顎が静止しているときのものですから、実際に顎を動かして咀嚼してみるとさまざまな問題が起きてくるのが普通です。それを知らずに装着して早い時期にこの入れ歯は自分の顎に合わないと思ってあきらめてはずし放しにしたり、ほかの歯科医院でまた新しく義歯を作ろうとしたりする人がいますがそれは間違いです。入れ歯は決してその日から快調に噛めるものではないと思っていた方がよいでしょう。

1 しゃべりにくいとき
 頬の筋肉や舌は次第にその入れ歯にあった動きをマスターするようになるものです。あきらめずにたとえば新聞や本を大きな声を出して読んでみたりしてください。
2 食べにくいとき
 はじめは軟らかいもの、小さく刻んだものから食べる練習をしてみましょう。
3 痛いとき
 たとえ正確なかたどりをしても噛み癖などの顎の動き、部位による粘膜の厚みの違いなどによって痛みは出るものです。これを我慢しても解決しないので早めに歯科医師に調整してもらいましょう。この際大変重要なことは、痛くても歯科医院に行く前に1〜2回は義歯を入れて食事をしそのまま外さずに診断を受けることです。歯科医師はそれにより痛む部分を確定でき、その結果的確な調整が可能になります。
4 手入れ
 義歯は毎食後外して専用ブラシで丹念に磨きましょう。付着した歯垢は目で確認できにくいのでとにかく時間をかけて丁寧に汚れを取ることが大切です。たまに染め出し液を使って自分の磨き方の欠点を確認してみることも大切です。



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