全身疾患と歯周病の関係

 歯周病は全身に影響を及ぼします。歯周病は嫌気性菌による感染症です。この細菌が血管中を移動して全身に運ばれ口腔以外の臓器で疾患を惹き起こす可能性があります。 逆に全身疾患が歯周病に影響し、病態を増悪させる場合があります。     
  


 歯周病が影響を及ぼす全身的な疾患としては次のようなものがあります。    
 誤嚥性肺炎=食べ物が食道でなく気管に入ってしまったことから起こる。       
 動脈硬化=歯周病菌が血管壁に付着すると防御しようとして血管の壁が厚くなり、その結果動脈硬化を起こすことが考えられます。            
 血栓症=血管壁に付着した歯周病菌の上に血小板が集まってきて血の塊となり,それが剥がれることで血栓ができる。これが脳、肺、冠状動脈などの細い血管につまることが考えられます。                            
 細菌性心内膜炎=歯周病菌が心臓の内膜で増殖し、心内膜炎を惹き起こす可能性があります。                                
 糖尿病=「糖尿病と歯周病の関係」の項目で詳しく述べます。   

               調布市 竹内歯科医院 042-486-0381