むし歯(う蝕)の原因と予防
当院ではむし歯予防のためのブラッシング指導を行います
むし歯のことを歯科医は『う蝕』とか『カリエス=caries』と言います。学校職場健診で”C2(シー2)”などというのはこのむし歯にあたる英語のCariesの頭文字からきています。
むし歯は一つだけの要因では発症しません。お口の中に残っている食べかす(炭水化物=糖分)に細菌が作用して『酸』を産生します。その結果歯が溶け始めるのです。
むし歯は細菌とそれが産生するさまざまな物質の塊である歯垢(プラーク)の下で発生し進行します。食べかすと歯垢とは似て非なるものです。台所の流しの排水口のご飯粒が「食べかす」とすれば、排水口を数日洗わないでいるとねばねばしてくるのがちょうど「歯垢」にあたります。
この歯垢の表層は、唾液や水分などが入り込めない薄い皮膜で覆われています。また歯垢は歯面に粘着性の物質を介してしっかり付着しています。このためうがいをした程度では容易に剥がれず、またうがい薬も沁みこみません。
そのため歯垢は力ずくでないと取り除けません。そのために的確なブラッシング方法を学ぶ必要があるわけです。
むし歯予防のポイントは口の中を常に清潔にしておくことに尽きますが、そのためには、1)食事を規則的に摂ること、2)だらだら食いをしないこと、3)糖分を控えることなどの食生活の改善に加えて、4)フッ素入りの歯磨剤を使うこと、5)的確なブラッシング法を学び習慣化すること、そして最後に、6)歯科医に定期的に健診、指導を受けることです。
当院ではすべての患者さんに少なくとも3ヶ月に一度は来院していただき、健診とブラッシング指導をさせていただいています。
調布市 竹内歯科医院 042-486-0381
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