二次ウ蝕
二次う蝕では歯をたくさん削らない”補修”を考えます
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皆さんは一度むし歯の治療をしてつめものをしたら、もう二度とむし歯にはならないと考えていらっしゃいませんか?
私は日常の診療の場で患者さんから、被せた歯がまたむし歯になったりするのですか、という質問をしばしば受けます。そうです。一度つめたり被せたりしたからといって、もう二度とむし歯にはならないなどという夢のようなことは決してありません。それは前の治療でむし歯の取り残しがあったからではありませんし、治療が不十分であったからでもありません。
被せた歯やつめた歯には必ず、被せた金属と歯、つめた材料と歯の境目があります。私たち歯科医は出来る限り、この境目をぴったり合わせて隙間をつくらないように努力しています。それこそミクロンの世界で闘っています。けれどむし歯を惹き起こす細菌の身体ははるかに小さいものです。私たちの目にはぴったり適合しているように見えても細菌たちから見れば、そこにはグランドキャニオンみたいな峡谷があるに違いありません。
かぶせ物の多くはその縁が歯肉に接しています。そこは食べかすがとどまりやすく、やがてプラークを生み出します。つめものの周辺も同様です。歯と歯肉の境目や、つめものの周辺はブラッシングの際にひときわ気を遣って丁寧に磨くことが大切です。
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調布市 竹内歯科医院 042-486-0381
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