■ 予防充填 ■

 歯の咬合面(咀嚼する面)は山あり谷ありの複雑な形をしています。二つの山が裾野で出あうと溝になります(これを専門用語で「裂溝」といいます)。また三つ以上の山が裾野で出あうと点になります(これを小窩といいます)。ここには食べかすがたまりやすくまたブラッシングにより完全に汚れを取り除くことが難しい個所です。
 そこでこの複雑な形態を変えて食べかすがたまりにくくするとその後の管理が易しくなります。

この
裂溝や小窩に(歯を削ることなく)填塞することを『予防充填』といいます
 
填塞する素材はフッ素入りの樹脂またはセメントです。これにより表面の形を変えると同時にフッ素のむし歯予防効果が期待できます。