■ デンチャー・プラーク ■

プラークという言葉は歯科独特のものではありません。動脈などの血管壁に付着する異物(汚れ)などもプラークと呼ばれます。
 デンチャーとは義歯、いわゆる取り外しができる入れ歯のことです。入れ歯にもプラークが付着します。特に入れ歯のバネの内側に付着することが多く、この部分は専用のブラシで十分に磨かないとなかなか取り除けません。この「デンチャー・プラーク」をつけたままで義歯を装着しているとバネの形に沿ったむし歯ができたり、周辺の歯の歯周病をひきおこします。
 プラークは、また舌や粘膜にも付着します。プラークは細菌やカンディダと呼ばれる真菌類の巣窟みたいなものです。
 『プラークコントロール』はこうしたプラークをすべて口腔から取り除く行為のことです。