歯磨剤の選択と使い方
1 フッ素入りであること=フッ素には「再石灰化」を促進させる力があるため、むし歯になりそうな歯や初期むし歯、高齢者の歯根面のむし歯を予防します。(包装にフッ化ナトリウムなどの記載があります。最近ではほとんどの歯磨剤にフッ素が含まれています)。ただし乳幼児などではお口に含んだものを飲み込まずに吐き出すことができるようになってから使ってください。
2 歯を磨耗させるような物質が入っていないこと。歯ブラシに歯磨剤をたっぷりつけてゴシゴシと横みがきをする方は、近年さすがに少なくなりましたが、液状ないしジェルタイプのものかペーストタイプでもできるだけ粒子が細かいものを使うことをお薦めします。3 雨の日に外出から帰って泥まみれの革靴にいきなり靴クリームをつけて磨く人がいないように、歯みがきでもまず何もつけずに水だけで汚れを落としましょう。歯間ブラシやチップブラシ、フロスなどですっかりきれいにしてから、ブラシの毛先に少しだけ歯磨剤をつけて、歯の表面や歯周ポケットにフッ素をしみこませるような気持ちで歯磨剤をまぶしてあげましょう。ちょうど靴の革に栄養を与えてやるのと同じです。
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