■ SPT サポーティブペリオドンタルセラピー ■

 歯周基本治療、歯周外科治療、修復・補綴治療(動的歯科治療)により病状安定となった歯周組織を維持するための治療をいいます。また歯周疾患に罹患しているにもかかわらず、全身状態やその他の理由で歯周外科治療が浮けられない患者さんにも適用されます。この期間であっても炎症症状がブラッシングで改善されなければプラークコントロール、スケーリング、ルートプレーニング、咬合調整などの治療が必要となります。
 なおここで言う『病状安定』と『治癒』には以下のような相違があります。

*治癒=歯肉炎症がなく、歯周ポケットは3ミリ以下、BOPが0%、動揺度は生理的範囲おさまっている状態をいいます
*病状安定=歯周組織のほとんどの部分は健康を回復したが、一部分に病変の進行が休止しているとみなされる
4ミリ以上の歯周ポケット、根分岐部病変、歯の動揺が認められる状態をいいます