CAD/CAM冠とは今まで手作業で行ってきた歯科の補綴物製作工程の一部をコンピュータ制御を取り入れて作製されたコンポジットレジン素材の補綴物のことです。歯槽骨の再生を促す治療法です。このハイブリッドレジン補綴物は別名ハイブリッドセラミック冠と呼ばれレジンと陶材を混ぜた白色のかぶせものです。201年4月から第一小臼歯及び第二小臼歯の単冠(二つ以上の歯をつなげない補綴)に関しては保険診療の適用になっています。 また現在は下顎に関しては第二大臼歯があるケースでは第一大臼歯についても保険診療が可能となっています。
この方法の利点は審美性に優れていること、陶材のみで作製された冠に比較すると硬すぎないためかみ合わせる歯が削れることはなく、顎への負担も軽度になります。また金属アレルギーの心配がありません。
欠点としては保険診療では小臼歯にしか使えないこと、経年的な色調の変化があること、義歯の鉤(クラスプ)がかかる歯には使えないことなどがあります。
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