■ 金属床義歯 ■
 

       

コバルトクロム床義歯
 保険でできる義歯の材料には限りがあり通常使われるアクリル樹脂のものは精度が低く、また物理的に弱いため破損を防止するにはどうしても肉厚が厚くなり装着感が悪くなります。精度が高く装着感がよいことを求めると金属材料を使うことになります。
 コバルトクロム義歯はその代表格のものです。比重は後に出てくるチタンの約2倍でやや重くなりますが上部であるため上記アクリル樹脂よりもはるかに薄く仕上げることができます。お茶、水、食物などの熱が粘膜に自然に伝わり、アクリルレジン床が”隔靴掻痒”の感じになるのと比べると自然感があります。生体に良くないとされるニッケルはまったく含んでいないので安心です。以下の2つの金属同様に鋳造法で作りますから精度は高く粘膜に正確に密着します。

純チタン床義歯
 現在もっとも最先端の材料です。大きいところでは航空機、身近なところではゴルフシャフト、めがねのつるなどに使われています。軽くて丈夫、これに優る金属はありません。やや費用が高くなりますが費用対効果は抜群でしょう。とにかく薄くて軽く精度の高いものを求めるならチタン床をお薦めします。

ゴールド(金)床義歯
 比重はチタンの4倍ですが生体への親和性は最良です。高価ですが古くから最も優れた材料として定評を得ているものです。味覚を損なわないことも利点です。細工もしやすく歯科医師としてはもっともお薦めできる材料です。多少の重さを我慢できれば精度の高さは金床が最も優れています。


         調布市 竹内歯科医院 042-486-0381             

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