1-01 ”歯が水やお湯にしみる”

　　
　同じように”しみる”と表現しますが、冷たいものと熱いものでは状況がちょっと違います。

　冷たいものを口に含んだ時一過性に痛みを感じるだけではむし歯とは断定できません。痛みを感じるのは歯の中心にある歯髄(俗に神経と言っています）ですが、このなかには神経の他に血管や繊維組織や体液が入っていますが体調が悪かったりすると一時的に痛みの閾値（感じやすさ）が下がって痛みを感じることがあります。
　
　多くの場合は冷たいものに対する感じやすさは可逆的です。むし歯かどうかの判断は、もちろん医師による視診やレントゲンなどで行われますが、自己診断を行うとしたら、その痛みが一過性のものか、冷たい刺激が去っても痛みが繋留しているかである程度判断できます。

　一方熱いものにしみる（痛む）場合はむし歯（それも深めの）になっている可能性が高いといっていいでしょう。早い時期に診断を仰いでください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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